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Author:いろは
行政書士を開業した女子。
場所は広島の西条。
好きなのは、酒とショッピング。やめられません。
趣味は、本と映画。


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今頃ホームズ

何故か今更シャーロック・ホームズにはまり中です。
きちんと読んだのは小学校以来です。

小学校の頃の記憶だと、長編ばかりだと感じてたんだけど、実際は短編集が5冊もありました。
添い寝しながらなので読みやすい短編集ばかり読んでます。
今のところ3冊読破。

で、思ったんですが。

ホームズの探偵っぷりはかなり強引。
小学校の頃は単純に感嘆しながら読んでたのになぁ。
じっくり読み返すと、不法侵入や不法っぽい手段で証拠を入手したり、事情によっては犯人を見逃してあげたり、あんまり推理しないのに解決しちゃったり。
さすがに不法侵入については、スコットランド・ヤードの警部が
「我々にはできない手段を使えるから、めざましいご活躍なのですな」
みたいに皮肉るシーンもありました。

それでもホームズの超人的推理力は随所に見られ、大人になっても楽しめます。
ワトスン君との熱い友情も素敵です。


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闇の子供たち

『闇の子供たち』。
江口洋介さん主演の新作映画のCMを観て興味が湧きました。
映像化されたものよりも原作を読むほうが好きなので、早速読んでみました。

グロすぎる現実が痛いです。
本当にあることなのか、疑ってしまうほど。
端的に言えば、タイでの幼児売春、臓器売買、それを何とかしようと奔走する人達のお話。
内容が内容なので、息子に添い寝しながら読むことは不可能でした。
隣で寝ている息子とこの本で限りなく搾取される子供達を並べると、あまりの落差に読むことができませんでした。

何人かの子供が出てくるんだけど、一番印象深いのは、テレビを買うだけのお金で売られた10歳の女の子が売春をさせられた挙句、エイズになったのでゴミ捨て場に捨てられます。
病身を引きずって親元に辿りついた挙句が、エイズを恐れた両親による庭での軟禁。
とうとう両親によって生きたまま火をつけられてしまうのです。

しかも最後まで救いの無い終わり方。
映画は原作とは違う結末らしいんだけど、かえってハッピーエンドなんかにしたらご都合主義っぽくなりそうです。
映画はどんな結末になってるんでしょう。

梁石日さんの本とは知って読んだんだけど、これほどとは。





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『吉原手引草』

『吉原手引草』、やっと読みました。
直木賞受賞時に松井今朝子さんを知ってからいつかは読もうとしてた作品です。
ストーリーは↓。

なぜ、吉原一の花魁葛城は、忽然と姿を消したのか? 遣手、幇間、女衒ーー人々の口から語られる廓の表と裏。やがて隠されていた真実が少しずつ明らかになっていく……。吉原を鮮やかに浮かび上がらせた、時代小説のあらたな傑作!(幻冬舎HPより)

松井さんの作品はこれ以外にもいくつか読みました。
とても読みやすい文体です。

今回は、端的に言えば、一番の売れっ妓花魁の引き起こした大事件(突然の失踪)という事実の裏には、結びつかないような事実が原因としてあった…という感じです。
花魁はその原因となった事実のために花魁となり、目的を果たすのを待っていたようなのです。
花魁がある目的を遂げるには、一番の売れっ妓になるのが大前提だけど、ある程度の年齢で吉原に入ったものだから、通常はなれないそうです。
それがたまたまの成り行きもあり、結果的になれたのだけど…。
その強い決意と裏腹に、ちょっと運任せのような不安定な達成手段をとったなぁと思います。
ストーリー自体は破綻も無く、うまく収まっています。

松井さんは小説だけでなく、エッセイ『今朝子の晩ごはん』も面白いです。
かなりグルメ街道を突っ走っていらっしゃいます。
読んでると、おいしい物が食べたくなる一冊です。


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『20世紀少年』

GWは一応毎日出かけたけどそれでも近場しか行かず、安上がりになりました。
しかも最終日はネタ切れでどこも出かけず。
なので、GW中に浦沢直樹さんの『20世紀少年』を読破してみました。
やっと完結したし、映画化するそうなので。

謎解き系の浦沢作品は好きなので、いつか読んでやろうとは思っていたこの作品。
『monster』の経験上、完結してから単行本で一気に読まないと、伏線が分からなくなると感じていたので、完結まで手を出しませんでした。
浦沢作品を読んだ人は分かると思うけど、この人の伏線の張り方は半端ありません。
量は多いのに、しっかりと回収できているのが凄い所。
まあ、中には曖昧な部分もあるけど、それもご愛嬌。

読後感としては、「自分の知らないうちに誰かを傷つけることもある&相手はいつまでも覚えてる」が一言でいうこの作品のテーマです。
ねたばれせずに読むことをお勧めします。

で、心配なのが実写版での映画化。
数十年にわたってのお話なのとスケールが大きいので、果たして実写で上手くいくか不安です。
下手に実写にせずにアニメ化で良いと思うんですが。
最近、○○も○○も実写化したりリメイクを実写化したりというパターンばっかです。
上手くいく例もあるけど、ほとんどが失敗のような気がします。
実写化して有名な俳優さんをキャスティングすればお客さんが沢山観に行くという製作サイドの思惑でもあるのでしょうか?


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『王たちのセックス』


タイトルは結構どぎついけど、いい内容なんですよ。
これ。
というか、性描写は一切無しのきちんとした歴史書です。

内容は、王とその愛人の歴史上のエピソードを盛り込んで、寵姫の華やかな時代から、寵愛が薄れて捨てられるまでを書いています。
日本と違って、欧米は愛人を持つのは宗教的にご法度なので、華やかに見える寵姫も実はかなり不安定な地位だった事が分かります。
頼みは王様の愛情だけなんです。
その愛情ももっと若い新たな寵姫に簡単に奪われてしまうし。
跡取りだって正妻が産んだ子だけです。
日本だったら、側室の子が跡取りって一般的にあったとは対照的です。

そんな不安定な地位であっても、寵姫になりたい女性は数多く、例え王がどんなぶ男でも我慢したようです。

この本に紹介されている寵姫は、中世の女性から果てはあのカミラ夫人にいたるまで。
カミラ夫人のように、寵姫が正妻になるのは寵姫として駄目だそうです。
一方、正妻だったダイアナ妃は寵姫のカミラ夫人の存在を認めて仲良くやっていかないと駄目なんだって。
お妃様も大変です。


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